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擇木道場

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擇木ブログ - 20190519のエントリ

荻窪支部の道庵です。
 

果たして禅的なお話か分からないのですが、私の仕事の整体とからめて書いてみました。
 

私が仕事として身体と向き合うとき、転換点となったアイデアがあります。
 

生命は〈モノ〉ではなく〈コト〉であると捉えること
 

これは動的平衡で有名な生物学者の福岡伸一と西田哲学の研究者、池田善昭氏の共著「福岡伸一、西田哲学を読む」に書かれていた言葉です。

福岡伸一博士の「動的平衡」はベストセラーであり、ご存知なければ是非一読されることをお勧めしますが、その主張を簡単に説明すると、
 

生命とは機械のようにカチっと固まった存在なのではなく、形を保ちつつも常に変化している存在なのだというもの。
 

私たち人間の身体にしても、口の中の細胞は数日で新しい物に入れ替わりますし骨なんかもカチっと硬くて変化しないように感じますが、これも10数年で細胞がすっかり入れ替わってしまう。物質的に考えれば10数年前の私と今の私は別のモノ、という事になります。これは例えば、川の水には常に流れがあり入れ替わってしまいますが、その「川」として存在している。生命とはその川の流れが一時的にとどまっている、よどみのようなものかも知れないという、考えです。
 

この「動的平衡」の考え方が西田幾多郎の哲学と同じだ、という池田氏の呼びかけに応じて対談することから始まるのが本書であります。正直私には難解な本だったのですが、生命とは環境に作用しながら同時に一体として環境に作用していく。自身が環境に影響されつつ自身も環境に影響を与える、それはモノではなくコトなのだ、と解釈しました。
 

さて、私が整体師として生命=身体をあつかうとき、どのようにこれと向き合えば良いのか。
 

以前、私が持っていた考え方はあたかも機械を修理するように身体を調整することでした。

例えば自動車なら、もともと新車として納品された完成形があるのであって、壊れても部品を入れ替えればそれに近づけることができます。身体もどこかが故障しているのだから、そこを全て修理すれば身体は完全な健康な身体になる「はず」だ、というものでした。

しかし、想定上とはいえ、完成形を目指して人間の身体を修理しようとすると無理が生じます。これだけ調整しているのに整わないのは何かがおかしい、何かが間違っているというような思いでムキになり、時にはかえって痛めてしまう失敗も起こるわけです。
 

でも、身体をコトとして捉えてみると「完成させる」という考えが自体がおかしいことに気づきます。コトとは歴史と言い換えられるかもしれません。

 

では、その歴史である身体を整体師はどう扱うべきか。
 

整体はその人の歴史に事件として入り込むわけです。そうした結果として、以前よりもその人は快適に生活を送れるようになる。それを健康と呼んで良いのではないかと考えております。
 
合掌 道庵 拝
 
【東京荻窪支部主催・坐禅会のご案内】
<荻窪剣道場坐禅会>
・日時 毎週木曜日 午後7時30分~
・場所 東京都杉並区荻窪4-30-10 トヨタマビル5階「荻窪道場」

JR荻窪駅東口より線路沿いの道を新宿方面に歩いて5分です。

ビル1階奥のエレベータ脇のインターホンで501号室を呼び出して下さい。
<善福寺清明庵坐禅会>
・日時 毎週土曜日 午前9時00分~
・場所 東京都杉並区善福寺3-8―5 清明庵

善福寺公園の上池ボート乗り場東横の家です、大きな欅が目印です。
 荻窪駅から南善福寺行のバス乗車、善福寺公園下車(約15分)
*初めての方は事前に御連絡の上、座り方を説明しますので、15分前にお越しください。
*参加費 初回1000円(坐禅指導料込)、2回目以降 500円(善福寺清明庵では、抹茶・お菓子代+300円)
*5月25日は、擇木道場で禅セミナーが行われることから、土曜日の善福寺清明庵坐禅会は、お休みします。
*5月29日(水)~6月2日(日)は、第5回東京荻窪支部摂心会(善福寺清明庵)のため、別日程となり、荻窪剣道場坐禅会は、お休みします。詳細は後日お知らせします。
(連絡先) 中川香水 090-5827-7004 kousui.nakagawa@gmail.com

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