メインメニュー
ブログ カレンダー
« « 2017 9月 » »
27 28 29 30 31 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
擇木道場

〒110-0001
東京都台東区
  谷中7-10-10
TEL 03-3823-7647

当直が座禅中や作務中は、電話には出られません。このホームページからお問い合わせお願いします(回答は夜以降になります)

検索
カテゴリ一覧

擇木ブログ - 20170912のエントリ

心印です。

久しぶりに書くブログでして先々週の座禅会の話になってしまいました。

金曜の夜はいつもより少し早く仕事が終わったので(終わらせたのですが)、いったん家に帰ってバイクで道場に来ました。

初めての方は3名いらっしゃいました。お一人は長崎の方で東京に来られたので座禅してみようと思ったそうです。人間禅には長崎には座禅会がないのですみませんという感じですが、自己流で座っていらっしゃるそうです。

この日は久しぶりに3列の座禅会となりました。暑い夏は来なくても、涼しい秋になると座禅をしてみようと思うのでしょうか?数えていないのですが総勢25名くらいの参加だったと思います。最近の東京は9月というのに涼しくて、禅堂は窓を開けていると寒いくらいでした。

さて座禅の後はいつもの勉強会ですが、以前からやろうと練っていたネタがありまして、ブログには少し前に書いたものなのですが、まるで公案の工夫のように座禅中、その話になりきってました。

でも何を話そうとか、うまく話そうとか、ストーリーを頭で考えるわけではなくて、ブログに書いた話になりきって、出てくる言葉やストーリーはその場におまかせすればいいと言う感じです。講演会やセミナーなどとは全く違うのが禅的なアプローチですね。

その話とは少し前に勉強会でMさんの話されたことで、電車に乗ってきた若者が足元に空き缶を置いた、それを見たMさんは「ああどうしようか? これは私が試されているんじゃないか?」と言っていた話です。


ブログはこちら
座禅をすると、とっさの判断が躊躇なくできると言う話


修験の世界では山野での修行中に悪天候にあったりすることを、神仏が行試しをされているんだと言うらしいですが、その話に似ているなと思いました。


これはMさんが自分の心が動くことに気づいたということで、座禅によって少し心の動きが掴めるようになったということなのですね。詳しくは書けませんが、それが本格的な公案による修行によるものなのでしょう。果たして水戸の参禅会に行かれたMさんはそこで見性されました(最初の公案を透過されたこと)。

禅にはこうしたいろんな心が動いた話が多く出てきます。雨が降っている音や、石がはねて竹に当たった音や、川が流れる音や、音ばかりでなく明けの明星を見たとか、普通の人なら気づかず、見過ごしてしまうようなことに禅をやっていると気づくようになり、そこから真理を悟るのです。


それが日常の仕事や社会生活にどれだけ役に立つか?

禅道場というものは、世間や会社で通用する一般的な常識や良識、当たり前と人が思うようなことから、人によってばらばらな価値基準、知見や判断、部下からの提案や上司から業務命令と言ったものから隔絶された論理で動いています。

こういう一般常識は人間関係や、会社や組織を円滑に動かす為にできたものですが、禅道場は修行の場です。禅は真実の自己、リアルな今と出会うものですが、一般常識はこれらから遠ざかるものです。

時々、世間や会社の論理や常識を持ち込んできて禅の修行を全うできない方がいらっしゃいますが、こういう常識や論理を外す必要があるのです。

こういう世界を知っていることで、普通とは違う世界があるということで視野も広がるし、取るべき対応の選択肢も増えるのです。

だいたいは自分のチッポケな自我から来る、自分勝手な価値基準をモノサシにして判断してしまうのですが、自我のフィルターを通して事象を見る段階で、正確にものを見てないことになるので、正確にものを見れない=判断の間違いになるのです。

禅は自我を落として、この自我フィルターをクリアにすることができるので、判断も正確になっていくのです。


この時に話した内容はYoutubeにアップしようと思ったのですが、録画の編集をしている時間が取れないので、摂心会が終わった後にあらためてアップしようと思います。

この話にひかれたのか、ここ1ヶ月くらい来られているTさんが老師の面談を受けて公案をやってみたいと言われました。こうして発心をされる方がいらっしゃると、座禅会をやってきて良かったなと思います。

是非、自我フィルターをクリアしたいと思った方は、老師に面談を受けて、本格的な禅の修行をしてみましょう。


心印 拝
 

  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (119)
最新のブログ記事