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擇木ブログ - 20160226のエントリ

座禅が効く:見える化のゆくえ

カテゴリ : 
座禅ブログ
執筆 : 
擇木道場 2016/2/26 4:16

心印です。


企業のシステムの世界では常にユーザにわかりやすいコンセプトが語られます。ま、結局は自社のシステムを売るためのキーワードなんですが、最近は「見える化」というのが流行っています。


業務を効率化するシステムについてはどの企業もだいたい終わってきたので、次は業務を改善する番だと言うことで「見える化」。これは問題を発見して、改善しよう、その為のシステムで見えなかったことを見えるようにしようということなのです。


改善、ひいてはカイゼンと言えばトヨタ方式が有名ですが、これはムダを排除して生産性を上げる効率化が目的でした。でも「見える化」で言う改善は、隠れている問題を見えるようにして、その原因を探り、そこを改善する、このサイクルを何回も回すことによって業績を上げようという考え方なのです。


でも、ここにシステムの限界があります。


システムが提示する「見える化」のデータには、人間の気持ちや感情、その人個人の抱える問題は入っていないということです。そんなものは数値化できませんし、数値化できないものはコンピュータは今でも苦手な分野なのです。


システムで「見える化」できるとしたら先週の売り上げより下がっている営業マンのリストは出せるかもしれません。でもその原因が環境によるのか、ユーザのせいなのか、個人の問題なのか、商品の問題なのかはわかりません。


あるいはコンビニである商品が売れている、主に東京近辺から売上が上がって、地方に波及しているというデータは出せるかもしれません。でもその理由が、あるアイドルがお気にいりだと紹介したとか、商品を評価するブログ記事がツイッターやFacebookで拡散しているのかなんてわからないのです。


でも、できる営業リーダーは、少し下がっている営業マンの顔色やレポートを読んで、ちょっとした変化に気付くかもしれません。家庭に問題があるのではないか? 借金を抱えたのではないか? 親が入院しているのかも? (これは例えというやつですw)。


このデータで提示されたものを読み解く力、「見える化」されたデータの裏を見る力、これは禅で、特に数息観で養うことができます。

数息観を続けていくと、見えているものの裏や背景に気付くようになります。特に営業マン個人の感情や気持ちの変化に敏感になることができるでしょう。


さらに言うと、さらにその裏や背景に潜んだ本当の原因、例えば家庭に問題があるとしたら、さらにその裏には、旦那さんの弱さとか、奥さんの浮気(これも例えですからw)があるのかもしれません。


そこまではさすがに見えるとか見ないとかの話でなく、直感の世界になります。これは公案を修行していくことでだんだんとわかってくるのですが、見えたものから読むのが数息観だとすれば、公案は見えないものから読む力が養われると言う感じがします。


最近の摂心会では4名もの見性者(最初の公案を透った方のこと)が出ましたが、見性したのはだいたい本人の努力もさることながら老師の指導力によるところが大です。


ここで座禅をやめてしまうと、せっかくの見性が、大脳の記憶になってしまい、本人の力にならないのです。見性の直後はこれを定着させるように大いに座禅をしなければなりません。


古来、これは「足の裏にすりこむように座る」と表現されています。禅や剣道では足まで下げるとか、足の裏でという言葉が多いのですが、このあたりの消息は禅をやらないとわからないところなのです。


感性の豊かな日本人は本来、このあたりの感覚を持っていたのですが、最近の日本人は西洋化されてロジカルに考えてしまう人が多いので、ここは座禅をして足の裏とは何か?を体験で体得することです。


さて「見える化のゆくえ」で、ピンと来た方がいたら、同年代かもしれません(笑)。はい、荒井由美の「さみしさのゆくえ」という名曲からタイトルを拝借しました。いつもならYoutubeで貼り付けるところ、残念ながら本人が歌唱している曲はアップロードされてもどんどん削除されてしまうのでありませんでした。


とてもいい名曲なのですが、単純に削除するのではなく、最初の1分だけに制限するとかできないでしょうかね? 全部聞きたかったらお金を払うとすればいいのに。日本の音楽シーンはこういうネットを使った宣伝は下手ですね。


心印 拝


荒井由実(松任谷由実の独身時代の名前) 4枚目のアルバム「14番目の月」に収録





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