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擇木ブログ - 20160216のエントリ

座禅が効く:公案の透過の王道

カテゴリ : 
座禅ブログ
執筆 : 
擇木道場 2016/2/16 2:01

心印です。

 

先週の土曜の夜から、この土曜の早朝まで擇木道場では一週間の摂心会(せっしんえ)が行われていました。

 

摂心会こそが禅道場としての本面目、真骨頂と言いますか、この一週間は座禅三昧、道場を中心に生活や仕事が回ると言う期間なのです。

 

さてその成果ですが、前の週の擇木禅セミナー、禅フロンティアから数えると、4名の見性者が出ました。見性と言うのは、最初の公案を透過(とうか)したということで、禅門では非常に重要な意味を持っているのです。

 

うち3名は擇木道場の方ですが、透り方にはやはり王道というものがあり、共通項があるのです。以前も書いたので同じことをまた書くことになりますが、一つは座禅会へ熱心に参加することです。3名とも半年から1年くらい座禅会へ通って来ています。特に参禅会ということでなくても定例の座禅会へ通って数息観を行っているのです。

 

スポーツで言えば、これは練習と言うことになるかと思います。仕事が多忙な方は参禅の時間だけ来る方もいますが、これはこれで仕方のないとは言え、普段の練習をやらずに試合にのぞむようなもので、それで公案を透過するには、おそらく道場で座る倍の時間と密度が必要かと思います。

 

道場で座ると雰囲気や集まった人の熱心さで場の力が働きます。これは不思議なことでもなんでもなくて、人間には見えないものを感じる力があるし、お互いの気持ちが通じ合うものなのです。それを先人は、この道場には古くから座禅をしてきた先輩方の思いが染みこんでいるのだと言われていました。

 

さてもう一つは、座禅会の後の勉強会にも必ず出ているということです。座禅会後の勉強会は、今日やった自分の座禅を振り返る効果があるのです。また自分よりもレベルの高い人の話を聞いて、その場に自分を置くと言うことで成長もするものだと思います。

 

最後の一つは、擇木禅セミナー、禅フロンティア、摂心会に集中して参禅されたことです。参禅を始められた方には老師の書かれた冊子をお渡ししますが、その中にも日に一度は参禅することであると書いてあるのです。

 

毎日のように参禅するということが重要で、1日でも間を開けてしまうとその分レベルが下がってしまうのです。家の座禅でも倍の時間と密度で座ればレベルも上げられるかもしれませんが、やはり老師の元へ参禅して引き上げてもらってこそ上がるものです。

 

公案の工夫についてよく言われることは、言うことがなくなってからが本当の修行だと言うことです。禅は言葉の通用しない絶対の世界のものですから、言うことがなくなってしまった、どうすればいいのだろう?という迷いと疑問の塊になって、追い詰められて、それでも参禅するところに道が開けるのです。石にかじりついても・・・と言いますが、まさにそういうものなのです。

 

公案は自分の殻を破るようなものなので、殻の中にいる間はその外の世界のことはわからないのです。

 

最後と言いましたが、もう一つ加えると、3名とも入会した直後の見性ということです。入会する前はなかなか透らない公案が、入会した途端に透ってしまうという法則(?)があるのかわかりませんが、今回もその通りでした。

 

日曜の夜、100周年の記念のイベントが終わった後、静岡からある女性が訪ねて来られました。岳南支部で参禅を始められた方で、東京にある擇木道場の話を聞き、仕事の後、わざわざ東京へ来られたのです。

 

禅堂を見学されてから、翠松さん、法照さんと心印の3名で摂心会の余韻に浸りながら、その女性に禅はいいのよ~という話を1時間くらいしていたでしょうか?

 

なかなかお帰りにならないので、公案というものが大変なものだと、でもそこに問題を解決できそうな、何かがありそうだと気づいているご様子でした。わざわざ静岡から東京まで来られたというだけでも素晴らしいことですが、何かがありそうだ、もしかしたら救われるかもしれない、そういう擇木道場へ来られる方がいる限り、私も禅で救われた一人として続けていかねばならないなと思ったのです。

 

金曜の夜、座禅会を毎週やる私のモチベーションはそこから来ています。その事実こそが私が救われたということなのです。

 

心印 拝

 

擇木道場 創建100周年 記念講演会の様子

 

  

 


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