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擇木道場

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擇木ブログ - 20160121のエントリ

あるブログのお話し

カテゴリ : 
座禅ブログ
執筆 : 
擇木道場 2016/1/21 23:10
法照です。
この前読んだ、あるブログの話で考えさせられる話があったので、今回はそのことについて書いていきます。
そのブログの内容は、人前で息子にビンタをした人を見て…という内容のものでした。
簡単に要約すると、
赤ちゃんを抱いて、5歳くらいの息子を連れたお母さんがいました。
5歳くらいの子供はくずっていて、お母さんは鬼の形相で子供を叱っていました。
しかし、子供はギャンギャンないて、いっこうにその場を動こうとしない。
キレた母親はとうとう子供を平手打ちにして…
周りで見ていた人にはちょっとした修羅場ですよね。
どうなることかと見ていたら、そこにおばあさんが駆け寄ってきて、
母親には「お母さん大変だね。赤ちゃんが生まれてからちゃんと寝てないんでしょ?それはイライラもするわよね」と話しかけ、子供に対しては「きっと赤ちゃんが生まれてからお兄ちゃんだから我慢しなさいって、ずっと頑張ってきたんだね。偉い偉い。お母さんもぼくも、ふたりとも偉い」と声をかけたそうです。
おばあさんは、二人の頭をなでて、その場を立ち去って、残った母親は子供を抱きしめて泣き崩れた…
というお話しでした。
たぶん、坐禅を始める前の私なら、この話を読んで「ああ、いい話だ」で終わっていたと思うのです。
でも、今はそれだけではなく、いろいろと考えさせられました。
今、擇木道場は来月創建100周年ということで、10月くらいからそれに関連した勉強会を開いています。
10月の勉強会は「大乗仏教とは何か?」という題で慧日庵老禅子が講義をされました。
(そのときの動画はこちらから見ることが出来ます)
その中で、「だれかが転んで痛いと言った。自分の感情にこだわっているとその痛いという人に寄り添えない。自我にとらわれない人は相手に寄り添ってあげることができる」といったような内容の事を話されていました。
さて、ここで、私が上記のブログのような状況に出くわしたとして、このおばあさんのように母子両方にちゃんと寄り添えたか…、というと寄り添えなかっただろうなと思います。
子供が叩かれたときに、「ああ、子供がかわいそう。ひどいお母さんだ」というふうに考えてしまったのではないかと思います。
いざ実際の場面に対したときに正しく寄り添うということは簡単な事ではないなと思いました。
慈悲の心とか自他の心とか言いますが、ちゃんと理解して行動できなければ、ただの勘違いで迷惑な人になりかねません…
なかなか難しいですね…
でも、こんな事が考えられるようになったのは禅を始めるようになったおかげだと思います。
特に、座禅会のスタッフなどをやらせていただいていると、いろいろな方とお話しする機会もあります。
そこにはいろいろと悩みを抱えた方などもいらっしゃいますし、いい加減な対応はできません。
そういう日々の積み重ねのおかげで、少しは違った見方が出来るようになってきたのかなと思います。
まだまだ、問題意識が出てきた、というレベルですが、これからもスタッフとして関わっていって人間形成を進めていきたいと思います。

法照 拝
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