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擇木ブログ - 人生に目標を持とう!

人生に目標を持とう!

カテゴリ : 
座禅ブログ
執筆 : 
擇木道場 2018/3/25 21:57
法照です。
 
「人生に目標を持とう!」と言われてどう思われますか?
 
「え-、めんどくさい…」
「日々の生活が大変で目標どころじゃないよ!」
 
等々…
 面倒とか他に大変なことがあるのにそれどころじゃないよとか、否定的に考える方も多いのではないでしょうか?
 恥ずかしながら数年前は私もその一人でした。
 
 今回は「人生に目標があった方が、実は楽なんです!」というお話しです。
 
 コーネル大学の心理学者トニー・バロウ氏という方が、ある学生が先日授業を休んだ理由について「エネルギーが出なくて丘を登れなかった」と言い訳をしたのがきっかけで思いついた実験があります。
 その学生が通う校舎は丘の上にあって、学生達は頑張って坂を登らないと校舎に行って授業を受けることができません。
 その学生はそれを理由にして授業をサボったわけですが、ここでその話を笑い話として聞き流したり、「ふざけた言い訳をするな!」と言って怒ったりするのではなく、この先生は実験を思いつきます。
 
 まず、校舎の坂の登り始めと登り終わったところにそれぞれ質問をする人をおきます。
 登り始めの質問者の質問は2種類あり、ある人には「今日の目標は何?」と質問します。
 回答者はその質問に「今日は絶対ジムに行く!」とか「今日はおいしい晩ご飯を食べる!」等と回答します。
 そして、また別の人には「あなたの人生の目標は?」と質問します。
 回答者は「絶対教授になる!」とか「大金持ちになるんだ」といった回答をします。
 ただ、どちらの質問も、回答自体にはあまり意味がありません。
 重要なのは、坂を登り終わった時の質問にあります。
 坂の上の質問者は、登り始めに「今日の目標は何?」と聞いた人にも「あなたの人生の目標は?」と聞いた人にも同じ質問をします。
 その質問は、「この坂はどれくらい辛かったか?」という質問です。
 結果として、「今日の目標は何?」と聞いた人たちよりも、「あなたの人生の目標は?」と聞いた人たちの方が坂道に対しての苦痛は少なく感じていた、という結果でした。
 
 この実験結果は長期的な大きな目標を持つことは、目の前の苦痛を軽減するという事を現しています。
 そして、この目標は達成できるか否かは関係ないのです。
 目標がある、という時点で苦痛を軽減してくれるのです。
 
 最初の方で書きましたが、私は「人生に目標を持とう!」などと言われても否定的に考える人間でした。
 それが、大きな病気などもして、いろいろと考えた結果、「このままではイカン!!」と思って人間禅で修行することになりました。
 恥ずかしながら、なにがしかの人間になりたいな、という目標を持ったわけです。
 おかげで今は毎日がハッピー!…という程ではないです、、、
 まあ、そんなに簡単にはハッピーになれるほど甘くはないのですが、確かに修行を始める前よりは良くなったように思います。
 苦痛がなくなったと言うことはないのですが、感じている時間が短くなっているな、と感じることはあります。
 なぜ今の時代に修業など?と思われる方も多いかもしれませんが、最終的にはその方が楽になれると思います。
 
 大きな目標を持てば苦痛を軽減してくれる、ということがわかったこの実験、実はもう一つ大事なことがあると私は感じました。
 この実験のキモは、坂を登る手前で質問をした、というところにあります。
 ここで、質問された人は改めて自分の目標を思い起こします。
 もし、この質問がなかったとしたら? きっと質問されたときより苦痛が大きくなっていたと思います。
 つまり、目標を持っていても、ただ持っているだけではダメで、日々、きちんと意識して行動していないとダメだと思うのです。
 
 座禅では一日一炷香が重要とされています。
 一炷香とは線香1本が燃え尽きる時間で、だいたい45分なのですが、この毎日45分程度は座るという繰り返しによって修行を進めていきます。
 座禅では道力とか禅定力と言いますが、これを一日一炷香で養っていきます。
 ただ、これは力を養っている、というだけでなく、自分の目標を再確認している時間でもあると思います。
 特に朝に行えば、坂道の登る前に質問されたのと同じで、大きな目標を意識して1日を始められるので、1日のうちにおこる苦痛も軽減されるのではないでしょうか。
 
 
 擇木道場では年に3回、摂心会と言って禅の修行を集中的に行う期間があります。
 前回は2月に行われましたが、その際に慧日庵老禅子が講演会を行いました。
 タイトルは『「在家禅の修行とは」~人間形成の道~』というものです。
 この動画を公開しました。
 下記のURLからご覧ください。
 
 
 
 人間禅で行われている修行について、ご参考になれば幸いです。
 もし難しくてわからなかったという方は、講師の慧日庵老禅子が行っている仏教講座という講座が4月14日(土)にございます。
 是非こちらにお越しいただいて慧日庵老禅子に直接質問してみてください。
 
 仏教講座のご案内は下記のURLにありますのでごらんください。
 
 
 
 法照 拝
 
 
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