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擇木ブログ - 「心療内科」と「禅」の動画公開のお知らせ(その2)

「心療内科」と「禅」の動画公開のお知らせ(その2)

カテゴリ : 
座禅ブログ
執筆 : 
擇木道場 2017/6/20 0:00
法照です。
 
人間禅擇木道場では、奇数月に禅セミナーを開催しています。
禅セミナーでは、金曜日~土曜日の二日間で勉強会、講演会を催しています。
5月20日に開かれた講演会『「心療内科」と「禅」』をYoutubeにアップしたご紹介を6月9日のブログで行いましたが、今回、
岩村富嶽居士が感想を書いてくださいましたのでそれも併せて改めて掲載いたします。




Youtubeへはこちら

岩村富嶽居士は、ご自身も「実践心理学講座」を矢切の本部にある人間禅道場付属「宏道会剣道場」で月一回主催されています。
次回の
実践心理学講座は7月9日(日)の予定となっております。詳細は下記URLを参照してください。
https://momofunks.wixsite.com/yagiri
よろしければそちらもご参加ください。


以下、
岩村富嶽居士の感想です。

毎度禅フロンティアに参加できているわけではないけれど参加して毎回思うことは、ここで話される方々は“皆一様にして「在り方」が素晴らしい”と感じます。
まぁ、そういう方々なので講演をしていただいているとも言えるのでしょうが。
今回の中井先生もやはりそのお一人。様々な肩書きを持ちながらも驕らず、謙虚で柔和な印象を受けました。
話の内容もさることながら、その人としての在りよう、いわゆる人格という部分の印象を今も強く記憶として思い出します
 
毎度毎度講演者の在り方の素晴らしさを感じながらなぜ今回敢えて口に出したのかというと、私自身の過去のメンタル不全の経験として通院した心療内科は、中井先生とは程遠い存在であったからです。
かといって、その医師が悪いのかというと日本の医療制度上致し方ない点は多分にあるのでその医師達を責めることはできないかなと思います。
短い診療時間。表面的な症状に対する処方としての薬の処方箋。メンタル不全の根本原因はそんなところにはなく、まるで応急処置を施して良しとするかの治療方針が功を奏す気がしないことに気づくのにさして時間は必要としませんでした。。ある意味、自分がメンタル不全から脱却できたのは、医者に見切りをつけて「自分でなんとかするしかない」という点があったからなのではないかと、皮肉にもそう思い返します。
決して悪い医師達ではなかったのですが、これが心療内科の現状なのだと感じました。
わずか僕が経験したことを十把一絡げにどうこういうのはよろしくないのは承知の上で、そう思います。
逆を言えばそれだけ中井先生は素晴らしく、かつ稀有だということ。
人生とは誰と関わるかで大きく変わる。こういう人と関われた人は幸せなのではないだろうか。
だが、治療者としてこれが実践できていると言える人は一体どれくらいいるのだろう。
医療従事者に「かくあってほしい」という願いと、治療者として「かくありたい」という
想い、そして「かくあろう」という志の芽生えた講演会だった。
 

手前味噌な話ですが、僕は現在カウンセラーとして活動し、本部道場にある剣道場で「実践心理学講座」という講座をやらせていただいている。
過去のメンタル不全と自殺未遂の経験から、微力でも同様の境遇の人々の力になれたら。
心の捉え方や講座を通して参加者同士のかかわりでより元気に、幸せになる場の提供ができたら。
そんな想いで講座を月に一度開催させていただいている。
 
この講座の発起人であり、
僕の師匠である椎名先生には8年のメンタル不全の経験と自殺未遂の経験があり、今回講演された中井先生には三度に及ぶ生死の境を彷徨った経験をお持ちだと伺った。
 
「仕事」を「志事」にしていける人というのは、
その人の人生の中で強烈な「修羅場」の経験を持っていることが多く、
そこを乗り越えて今目の前に存在しているからこそ、影響を与え、「志」を「かたち」に変えられるのではないかと感じます。
 
トントン拍子にうまくいく人生などあり得ないでしょうが、
できるだけ僕らは苦しみ、悲しみ、痛みなどを避け、できるだけ楽しく、幸せに、無事に、うまくいくことを望んで生活をしている。
だが、人としての成長をする瞬間というのは実は「平穏無事」のなかではなく、地獄のような「修羅場」を乗り越えたところにあり、そこにドラマがあり感動があるのではないかと思う。
だからといって自ら進んで修羅場に飛び込む気もないしできるだけ平穏無事に過ごしたいわけだけど、中井先生がいうマイナスの出来事に光をあてる「逆観」、「出会いに偶然はない」というその「意味」はそんなところに共通するものを感じます。
 
「病気」はできることなら避けて通りたいものも、そこに「意味」
がある。
「どんな患者さんもその病気には意味がある」
中井先生にはそれを信念として強く持っているのを感じました。
 
「人生の苦難にいかに向き合い、そこにどんな意味を見出すか」
人生とはその追求であり、そこにその人の大いなる価値はあるのではないか。
そう強く感じた講演でした。
 
岩村富嶽
 
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