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擇木ブログ - RE: 応援!錦織選手!

RE: 応援!錦織選手!

カテゴリ : 
座禅ブログ
執筆 : 
擇木道場 2016/4/8 10:17
サッカーや野球、あらゆるスポーツ観戦をしているとき、いつも感心するのは、選手の集中力の高さとエラーをした後の立ち直りの早さです。先日放映されたマイアミ・オープンテニスの決勝戦を観たときも、錦織選手の集中力とその精神的な強さに感嘆したものでした。世界ランキング1位のジョコビッチ選手のサーブや返球に、集中して打ち返し、サーブでダブルフォールトやミスショットをしても、次の瞬間には気持ちを切り替えて、冷静に次の場面に備え、心身ともに一事に全開している姿はみごとでした。最近、解説者は錦織選手の精神面が強くなったと評価し、本人も自分との戦いに勝ちましたと、話すこともしばしばありました。
 
 翻って、私の日常の心は、過去にあったあれこれを引きずっているか、まだ、起こってもいない未来の出来事を思い煩ったり、あるいは取り留めもない未来に想いを馳せたりしていることが多いのです。気が付けば、今ここで為すべきことに、集中していないことが殆どなのです。不確定要素の高い未来のことや取り返しのつかない過去のことで、私の想いは一杯になってしまうのです。大変な時間の無駄使いをしていることになります。しかし、擇木道場に来て、静座をして、吸う息、吐く息を数えることに集中(数息観)し、他の想い(雑念)を外していく修練を続けていると、少しずつ思い煩う心が消えてゆき、こころの軸がぶれなくなってきたように思います。
 
 先の耳順会では、人間禅の老師でもあられた芳賀幸四郎先生の著書『一行物』から、「不期明日(明日を期せず)」を解説して頂きました。それは、裏千家の「今日庵」の名の由来に纏わる話でした。千利休の孫、千宗旦は隠居屋敷の披露に、大徳寺の清巌宗渭和尚を招きましたが、約束の日、和尚が時間に遅れて訪ねたときには、宗旦は「もし、来られたら明日改めてお越しくださるように」との伝言を残して、外出してしまれていました。それを聞いた和尚は、小座敷の腰張りに「懈怠の比丘、明日を期せず」と書いて帰られたのです。この故事からこの小座敷は、「今日庵」と名付けられたとのことです。ここには、禅のこころの深い意味があると教わりました。中でも、随所に主となって、今日ただ今のことに専念すべしとの教えがこころに落ちたように思いました。そして、錦織選手に、そのこころの姿を見たように思ったのでした。  (慈照)
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